藤原彰子に仕えていた紫式部は、彰子から新しい物語を所望されたがいい案が浮かばず、寛弘元年(1004年)石山寺観音堂に七日間こもって祈念した。すると、名月が瀬田川から琵琶湖の水面に映えるある晩、月を眺めるうちにひとつのストーリーが湧いてきた。
『今宵は十五夜なりけりとおぼし出でて、殿上の御遊恋ひしく・・・』
こうして、その名月の場面は須磨・明石の巻に活かされることとなり『源氏物語』は書き始められ、四年後1008年には五十四帖より成る『源氏物語』が成立しました。
来る2008年は『源氏物語』が完成してから一千年を迎える記念の年・・・
『源氏物語』書き起こしの地、滋賀県大津市では多彩なイベントを実施します。
源氏物語千年紀in湖都大津「源氏夢回廊」12月14日にて終了いたしました。ご来場ありがとうございました。
紫の道イベント「壱の道 -奥琵琶湖遊覧と紫式部が辿った道 深坂古道を歩く-」お知らせ [08/10/27]
しおん(詩音)「源氏物語を題材にした室内楽と朗読のための」先着で10名様をご招待いたします。[08/10/23]
紅葉の石山寺ライトアップと夜間拝観『特別開催 源氏夢回廊』[08/9/29]