大津企業景況調査
 
● (概 況)

景気は足踏みか。
ただし来期は楽観視。

 平成17年度の第2期である7〜9月期の大津景況調査の結果がまとまった。調査結果を示す指数としてDI指数を採用している。DI指数とは、各調査項目について、「増加」や「好転」した割合から、「減少」や「悪化」した割合を差し引いた数値である。

 【全体】
 世間全般的には景気は回復基調にあると言われているが、大津においては慎重な見方をする企業が多い。長期・短期借入はプラスであるが、他のDI指数はプラスが少しあるものの、多くがマイナスである。しかし、来期はマイナス幅が縮小する等改善する項目が多い。

 【建設業】
 DI指数はほとんどがマイナスと厳しい。前期と比べると、取引の問い合わせのようにマイナス幅の縮小等で好転した項目が少しあるが、売上のようにゼロからマイナス等へと悪化した項目の方が多い。

 【製造業】
 DI指数はマイナスが無くゼロまたはプラスと、他の業種と比べると最も内容が良い。また、採算(経常利益)の水準のようにプラス幅の縮小等で悪化した項目が少しあるが、プラス幅の拡大等好転した項目や前期と同じという項目も多く、改善の傾向が多く見られる。

 【卸売業】
 DI指数は業況と従業員等がマイナスであるが、他の半数の項目はプラスである。業況と従業員がプラスからマイナス等へと悪化したが、他は売上のマイナス幅の縮小等好転した項目が多く改善が見られる。

 【小売業】
 DI指数はプラスとマイナスの割合がほとんど同じである。しかし、前期と比べると売上だけがマイナス幅の拡大により悪化したが、他の項目はすべてマイナス幅の縮小等により好転し大きな改善となった。

 【サービス業】
 DI指数は小売業と同じく、プラスとマイナスの割合はほとんど同じである。売上がマイナス幅の縮小等で好転した項目や、採算のようにマイナス幅の拡大等により悪化した項目や水準のように前期と同じという項目も見られる。

 以上のように、DI指数の良いのは製造業で、建設業は悪い。前期よりも好転したのは、製造業、卸売業、小売業であり、建設業は悪化した。
 今の経済情勢についての意見は次の通り。「新製品を出して、今年中に200件を目標」や「原材料高騰の価格転嫁が困難」のように、企業経営に影響する意見や、「大手企業に個人客層は流れている。業界の再編が不可欠。」のように、売上高不振の原因や対策を挙げているものがある。一方で、「政治の混乱で売上減少や採算悪化が考えられ、今後の政局の行方次第」のように、経済全体の動向を心配するものもある。


       
▲TOPへ戻る▲

もくじへ戻る