大津企業景況調査
 
● (概 況)

足踏み状態が続いているが、
一部で改善の兆し

 平成17年度の第1期である4〜6月期の大津景況調査の結果がまとまった。調査結果を示す指数としてDI指数を採用している。DI指数とは、各調査項目について、「増加」や「好転」した割合から、「減少」や「悪化」した割合を差し引いた数値である。

 【全体】
 長期・短期借入はプラスであるが、他のDI指数はゼロが少しあるものの、ほとんどがマイナスである。しかし、前期よりもマイナス幅が縮小した項目が多く、改善の傾向が見られる。

 【建設業】
 DI指数はマイナスがプラスよりもやや多い。前期と比べると、売上高のようにマイナスからゼロへと好転した項目が約半数あるが、一方で業況のようにマイナス幅が拡大し悪化した項目も同じ位ある。

 【製造業】
 DI指数は資金繰りだけがマイナスで他の項目はすべてゼロまたはプラスと、他の業種よりも改善が見られる。取引の問い合わせや資金繰りのようにプラスからゼロに悪化した項目があるが、他の項目ではマイナスがプラスに変わる等好転した項目が多い。

 【卸売業】
 DI指数は採算の水準と業況だけがプラスであるが、他の項目はすべてマイナスと厳しい。採算の水準と業況だけがプラスに好転したが、他はマイナスに変わる等悪化した項目が多い。

 【小売業】
 卸売業と同様に、DI指数がマイナスの項目が多い。しかし、長期借入だけがプラス幅の縮小により悪化したが、他の項目はすべてマイナス幅の縮小等により好転し改善の兆しが伺える。

 【サービス業】
 DI指数はプラスとマイナスの割合はほとんど同じである。長期借入だけがプラスからゼロになって悪化した項目があるが、他のすべての項目がマイナス幅の縮小等により好転し改善が見られる。

 以上のように、DI指数の良いのは製造業で、卸売業と小売業は悪い。前期よりも好転したのは、製造業、小売業、サービス業である。
 今の経済情勢についての意見は次の通り。「品質を忘れての安値競争」や「薄利多売」のように、企業経営の採算性に影響する意見や、「エアコンや扇風機等の季節商品は気候のせいか不調」のように、売上高不振の原因を挙げているものがある。一方で、「石油の高騰、アメリカ経済の不透明、異常気象等により今期の下期や来期に楽観できない」のように、経済全体の回復の厳しさを指摘するものもある。


       
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